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義足のYOSSYが日々思う事!
YOSSYの独り言
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忘れてたけど・・・本が出版されました!
2011-11-25-Fri  CATEGORY: 日常
と、言っても今年の6月に超短編小説として執筆依頼があったやつです。
結構ちゃんとした本だったみたいです(^^)
皆さんしっかり書いてるな~と感心♪
hon 001

ほらね~ペンネームYOSSYって
本名にするんだったな~と後悔・・・(笑)
hon 006

一応こんな感じで・・・
hon 002

1ページ半ほどの小説でした(笑)
hon 004


ちなみにこの本がどんなに売れようと自分には一切関係ありません^^
贈ってきたこの1冊がお礼としての全てなんです(笑)



一応読みたいと言う稀な方のために・・・・・・・・・記載しておきます。

                 心の虹

高揚する気持ちを押さえ直輝は5階上の屋上を目差して階段を昇っていた。
残念ながら直輝の住んでいる集合住宅にエレベータは無かった。
しかし稀な作りで屋上までは出れるように階段は続いていた。
直輝は背中に負ぶった里美に「もうすぐだ」そう言うと確実に階段を上がった。
里美は今年7歳になる娘だった。
直輝が息を切らしている様子を感じ里美は「パパ大丈夫?重くない?」と気遣った。
直輝が階段を一段上がるたびに里美は背中で弾んでいた。
「ちゃんと掴まってるんだぞ」直輝はそう言うと里美をさらに背中の上の方へ押し上げた。
里美の小さな手は落ちまいと肩を必死に握っていた。
「里美、着いたぞ」直輝は息切れしながら話しかけた。
屋上には二人しかおらず、周囲からの雑音だけがわずかに聞こえた。
「パパ屋上に何かあるの」里美はそう言いながら時折吹く不規則な風が楽しかった。
直輝は空を見上げながら「里美、いま空には大きな虹の下に小さな虹が架かっているんだ」「虹が二重に架かるなんて珍しい事なんだよ」と続けた。
里美は沈黙の後「パパ二重の虹ってどんなだろう。きっと凄いんだろうね」と子供らしく無邪気な表情だった。
最大限の想像を巡らした言葉に直輝は心から喜んだ。
里美の手をとり、里美の頭の上に大きな虹の弧を描き、更にその下に小さな弧を描いた。
里美は先天性の障害で生まれつき視力が無かった。
どんなに里美が考えても虹自体を知る由もなかった。色も想像の世界なのだ。
でも、直輝は娘にどうしても虹を感じさせてやりたかった。
直輝自身の手と里美の手を重ねて、心地よい風の中で親子の虹を作った。
「パパ有難う。きっと私が思ってる虹と本物は違うよね。でも虹綺麗だよ」
里美の言葉に直輝は「同んなじさ~里美の心に見える虹と一緒だよ」
まるで里美の心の中を覗いているような穏やかな言葉だった。
二人の笑顔が空一杯に広がり、日差しが立ち込めたとき虹は静かに消えていった。

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